NPO法人みんなのトイレマッププロジェクトは、この春、Google for Nonprofitsを導入しました。
これまで私たちは、石巻を中心に「みんなのトイレマップ」を展開し、バリアフリー情報の可視化に取り組んできました。
そして現在、新たな挑戦として「仙台版みんなのトイレマップ」の作成を進めています。
その基盤として活用していくのが、Google for Nonprofitsです。
Google for Nonprofitsとは
Google for Nonprofitsは、NPOや非営利団体向けに、Googleの各種サービスを無償または低価格で提供するプログラムです。
この導入により、私たちは以下のようなサービスを活用できるようになりました。
・Google Workspace(メール、ドライブ、ドキュメントなど)
・GoogleマップのAPI
・Firebase(データベース・ストレージ・認証など)
特に、これまでコスト面で導入が難しかった技術も、NPO価格で活用できる点は非常に大きなメリットです。
技術を活かした「仙台版みんなのトイレマップ」
「仙台版みんなのトイレマップ」では、これらのサービスをフル活用し、より実用的で使いやすい仕組みを構築していきます。
添付の図は、その全体構成を示したものです。

システム構成の概要
この仕組みは、大きく3つの要素で構成されています。
① 管理者側(データ登録)
調査したトイレの写真や情報は、管理者がアップロードします。
写真はFirebase Storageに保存され、URLが自動的に生成・管理されます。
また、トイレの設備情報や位置情報はFirestoreで管理され、データとして蓄積されていきます。
② ユーザー側(閲覧・利用)
利用者は、PCやスマートフォンのブラウザからアクセスします。
・Reactアプリで情報を表示
・Googleマップ上にトイレ情報をピン表示
・ピンをクリックすると、写真や設備情報の詳細が確認できる
これにより、「どこにあるか」だけでなく、
「実際に使えるかどうか」まで判断できる仕組みを実現します。
③ アンケート・連携機能
さらに、Google Apps Script(GAS)を活用し、
・アンケートの送信
・回答のスプレッドシートへの記録
・Slackへの通知
といった運用面も効率化しています。
現場の声をリアルタイムで反映できる仕組みを整えることで、情報の精度を高めていきます。
情報を「使える形」にする
バリアフリー情報は、単に存在するだけでは意味がありません。
・写真で確認できること
・現地の状況がイメージできること
・自分にとって使えるか判断できること
こうした「使える情報」として届けることが重要です。
Googleのサービスを組み合わせることで、
この「情報の質」を一段引き上げることができると考えています。
これからに向けて
Google for Nonprofitsの導入により、
「仙台版みんなのトイレマップ」は大きく前進しました。
これから、調査・開発・公開を進めながら、
より多くの人にとって使いやすいサービスへと育てていきます。
そしてこの取り組みが、
誰かの「行ける」という一歩につながることを目指していきます。
最後に
こうした取り組みは、技術だけでは実現できません。
多くの方のご支援やご協力によって成り立っています。
これからも、バリアフリー情報を「誰かの一歩」に変えていくために、活動を続けてまいります。
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。