いつも「みんなのトイレマッププロジェクト」を応援していただき、ありがとうございます。
このたび、READYFORで公開している「みんなのトイレマッププロジェクト」の継続寄付ページをリニューアルしました。
https://readyfor.jp/projects/toiletmapproject
このページ自体は、法人化される前から公開していたものですが、私たちの活動も少しずつ変化し、そして広がってきました。
2025年にはNPO法人となり、現在は「みんなのトイレマップ」だけではなく、バリアフリーに関するさまざまな情報を調査し、それをITによって分かりやすく届ける活動に取り組んでいます。
そこで今回、今の私たちが何を目指しているのかを、あらためてお伝えできるページへと更新しました。
私たちが届けたいのは「選べるための情報」
街のバリアフリー化は、少しずつ進んでいます。
公共施設や商業施設には多目的トイレが設置され、エレベーターやスロープなども以前に比べれば増えてきました。
しかし、設備が「ある」ことと、それを必要としている人が「使える」ことは、必ずしも同じではありません。
例えば、多目的トイレがあると書かれていても、
「車椅子で十分に方向転換できるだろうか」
「便器の横にどれくらいスペースがあるだろうか」
「手すりはどの位置にあるだろうか」
「自分で鍵を掛けたり、開けたりできるだろうか」
こうしたことは、実際に行ってみなければ分からないことがあります。
だからこそ、私たちは単に「多目的トイレがあります」という情報だけではなく、写真や設備の情報をできるだけ詳しく届けようとしています。
情報があれば、「ここなら行けそう」「ここは難しいから別の場所にしよう」と、自分自身で判断することができます。
私たちが大切にしているのは、行ける場所を誰かに決めてもらうことではなく、当事者自身が選べるための情報を増やしていくことです。
石巻から仙台へ。そして、その先へ
「みんなのトイレマップ」は、宮城県石巻市での活動から始まりました。
石巻市内では150箇所以上の多目的トイレを実際に調査し、その情報をWeb上のマップとして公開してきました。
そして現在は、「仙台版みんなのトイレマップ」の作成に取り組んでいます。
仙台版では、これまで以上に「写真」を重視しています。
文章や数値だけでは伝えきれない情報を写真によって見えるようにすることで、利用する人が事前に自分で判断できる材料を増やしていきたいと考えているからです。
さらに、私たちが取り組んでいるのはトイレだけではありません。
駅や公共交通、歩道、公園など、外出するときに必要になるさまざまなバリアフリー情報を調査し、ITを使って分かりやすく届けることを目指しています。
情報を集め続けるためには、継続した力が必要です
こうした活動は、一度Webサイトやマップを作れば終わり、というものではありません。
実際に現地へ行って調査をする。
写真を撮影する。
施設の方と調整する。
集めた情報を整理する。
そして、Webやアプリなどを通して使いやすい形にする。
さらに、時間が経てば設備が変わることもあるため、情報を更新していく必要もあります。
一つひとつは地道な作業ですが、その積み重ねが誰かの「出かけてみよう」という気持ちにつながっていくと、私たちは考えています。
だからこそ、活動を一時的なものではなく、継続していくことがとても大切です。
READYFORで継続サポーターを募集しています
今回リニューアルしたREADYFORのページでは、私たちの活動内容や目指していることに加えて、継続的に活動を応援していただくためのサポーター制度についても紹介しています。
https://readyfor.jp/projects/toiletmapproject
現在、個人の方向けには月額500円からご支援いただけるコースをご用意しています。
いただいたご寄付は、多目的トイレをはじめとするバリアフリー情報の調査や、集めた情報をITで分かりやすく届けていく活動などに活用していきます。
そして、ご支援いただいている皆さまには、毎月の活動報告をお届けしています。
私たちにとってサポーターの皆さまは、単に活動資金を提供してくださる方ではありません。
「バリアフリー情報を誰かの一歩に」という思いを、一緒に形にしてくださる仲間だと思っています。

誰かの「行ってみよう」を増やしていく
私自身も障害当事者として生活する中で、情報があることで安心できた経験があります。
反対に、情報がないというだけで、「今回はやめておこう」と外出を諦めることもあります。
建物の段差をすぐになくすことは難しいかもしれません。
すべてのトイレをすぐに改修することも難しいでしょう。
しかし、
「ここには段差があります」
「このトイレには、この設備があります」
「写真を見ると、このくらいの広さです」
という情報を届けることはできます。
そして、その情報によって、自分で「行く」「行かない」を選ぶことができます。
私たちはこれからも、当事者の視点を大切にしながら、街の中にあるバリアフリー情報を一つひとつ集め、誰もが使いやすい形にして届けていきます。
今回リニューアルしたREADYFORのページも、ぜひ一度ご覧いただければ嬉しいです。
そして、私たちの活動に共感していただけましたら、継続サポーターとして一緒に「誰かの一歩」をつくっていただければ幸いです。
これからも、NPO法人みんなのトイレマッププロジェクトをどうぞよろしくお願いいたします。