障害当事者として、このタイトルにあることとずっと関わってきていますが、最近この移り変わりについて考えたときに、いろいろなことが見えてきたので、ブログ記事でまとめたいと思いました。
外出するとき、行き先のバリアフリー情報を調べることは、いつの時代も私たち障害当事者にとってとても重要でした。では、その情報は時代とともにどのように変わってきたのでしょうか。
今回は、バリアフリー情報とインターネットの20年を2回に分けて振り返ってみたいと思います。

BBS(掲示板)の時代
インターネットが普及し始めた2000年代、バリアフリー情報は主にBBS(掲示板)で共有されていました。まだパソコンでダイアルアップして、インターネットに繫いでいる人も多かった時代です。BBSの書き込みが多くの分野にとって情報発信のツールでもあったのでしょう。
「あの駅のエレベーターは東口にある」
「あのお店は段差がない」
「このトイレは車いすでも利用できる」
そんな情報が当事者同士の書き込みによって少しずつ積み上げられていった時代でした。今考えてもとても楽しい時代でありました。
もちろん情報の正確性にはばらつきがありました。しかし、自分たちが困っていることを、自分たちで発信し、助け合う文化がありました。
振り返ってみると、とても熱量のある時代だったように思います。
SNSの時代へ
2010年代に入ると、情報発信の場はSNSへと移っていきます。
TwitterやFacebookには、
「この場所は利用しやすかった」
「ここは段差があって入れなかった」
といった投稿が流れるようになりました。
個人が手軽に情報を発信出来るようになり、情報が広がるスピードは格段に速くなりましたが、一方で課題も生まれました。
SNSの情報は流れてしまうのです。
有益な投稿も時間が経てば埋もれてしまい、検索しても見つからないことがあります。逆に、何年も前の情報が残り続けていることもあります。
情報は増えたのに、必要な時に必要な情報へたどり着くことは、必ずしも簡単ではなくなりました。
(後編へ続く)